寮について
1. 学校の寮はありましたか?(以下は「はい」の人のみ答え下さい)
いいえ
2.寮費は月いくらでしたか?
3.キッチン、トイレは共有でしたか?
4.個室ですか?ルームメイトがいましたか?
5.寮の他の人との交流はありましたか?
6.寮の全体的な感想を教えて下さい
参考:住宅探しに使ったサイト:ジモモパリ、ロジス、ovniナビなど
注意事項:条件よすぎるのは詐欺の可能性もあるので気を付けてください
アロカシオン(住宅補助)の申請が可能かどうかも大きなポイントです(アロカ可/不可といったかたちで記載があると思います。なければ聞いて確かめる)
19区、20区あたりは移民も多く治安悪いです
インターネットが部屋に最初から付いていない物件だと自分で(フランス語で!)契約しなければいけなくてかなりめんどくさいです!!ほかのプロバイダーは知りませんがFREEという会社は本当にフランス語しかしゃべれず届いたwifiboxが使用できないことに関して電話口でイライラしながら相談する羽目になりました。部屋でwifi使えないストレスと言ったらないです。予習も調べ物も全然はかどりません。
ちなみに自分は16区の月520ユーロ(水道代込、住宅保険別、光熱費別)、インターネットなし、家具付き(ベッド・冷蔵庫含む)、4階、最寄り駅から徒歩5分ほどのところ、個室シャワー付き、トイレ共有の部屋に一人暮らしです。ちなみに16区はパリの中では高級住宅街なのでふつうはもっとすると思います(700ユーロとか?)。自分はたまたま(インターネット設置済みではなく、電子レンジ無いのが玉に瑕ですが)いい物件が見つかりました。
授業について
1.どんな授業がありましたか?
https://drive.google.com/file/d/0B1BGlK9KUW7rTzMyU2pjUWhpdlE/view?usp=sharing
2. 授業のタイプを教えて下さい(大講堂、ゼミetc…)
シアンスポパリは大・中・小講義とありまして、小講義がゼミ形式に近い人数ではないかと。大講義は大講堂で大人数で受けるレクチャーと、少人数に分かれて行うゼミ形式の授業がセットです。成績評価方法としては筆記テスト、レポート、プレゼンなどの中からどれかを組み合わせたもの+授業での発言など参加度です
3. どのように授業を登録しましたか?
オンライン上で、早い者勝ちで登録です。人気の授業は履修登録開始直後にC(complet)になります。戦略を立ててシミュレーションを積まないと取りたい授業が全く取れない事態に陥ります。早くとるべき優先順位としては授業形式的には小講義>中講義>大講義、語学としては英語>フランス語です。(留学生は留学生だけの枠で履修登録するそうですが、留学生はだいたい英語のほうを好むので)
4. テスト対策はどのように行いましたか?
まだわからないです・・・
5.履修した授業について感想を教えて下さい。
★まだ学期中なのでテストの厳しさや一学期通して見た難易度はよくわからないままに書いています。ご注意ください。
・ハリウッド映画の授業:Hays Codeという保守的な倫理規制が政府によって強制される前の比較的自由な時代(Pre-Code era)のハリウッド映画とその後Codeが導入されてからの変化を社会学的に分析する授業。期末テスト・レポート、プレゼン一回と授業参加度合が成績評価基準。授業はまあ、発言を強要されないし、スピードもゆっくりしているので、そういう意味では緩い。ただ教授の話す英語が語彙的に洗練されすぎててよくわからない。個人的には全体的な履修のバランスをかねて、成績も別に気にせず手を抜いている。予習は次回のプレゼンで扱う映画の概要をwikipediaでさらっと確認するくらい。【昔の】アメリカ社会についての知識やハリウッド映画の知識が無いと少し苦労する。
・EU政治
大講義とゼミ形式の二コマセット。毎週compulsory readingを課される。いくつかのゼミに分かれるわけだが、ゼミによりその必須文献のエクスポゼを課される場合もある。自分はそれは課されていないが、自分のゼミではEU政治に関するトピックひとつ、前の週のEUに関するニュースの紹介一回のエクスポゼが課されている。あとはゼミ関係なく全体での期末テストが控えている。ゼミによってやややっていることや厳しさに差が出ているようだ。自分のゼミの先生は欧州委員会に勤めた経験もある実務家の粋なおじさんで、教科書的な知識を越えて実際のところEUがどんな働きをしているのか伺える。アメリカ人がゼミに多く、全体的に学生同士の議論になると早すぎてついていけない。自分のゼミではたまにEU関係の実務家の方を招いて講演がある。大講義は二時間ノンストップで延々としゃべられるのでかなり集中力の維持が難しい。ただ教授の英語はとてもゆっくりしていて聞き取りやすい。イギリスで教えていた教授らしくとってもイギリス英語。おちゃめで面白い。Compulsory reading自体はそこまで重くなく、そのほかのrecommended reading(参考程度の文献)がドカッと出されるが、それは読まなくてもなんとかなるけどたぶん読んだ方がテスト的にはよいのだろうな…。自分は日本の大学ですでにEU政治を英語で勉強していて基本的な枠組みや専門用語が頭に入っていたので(今のところ)なんとかなっている部分はある。
・フランスのワインビジネス
Civilizationと言ってdiplomeを取りたい場合には単位に換算されず、合格か不可しかない「フランスに親しもう~♪」的なノリのお気楽授業で、たぶん一番楽しい授業w(何しにパリ政治学院に来ているのか・・・)
授業の一環としてワインテイスティングをさせてもらえる!!そしてワインテイスティングのお作法を学んだりワインの形容の仕方を英語で学んだり、フランスのワインの産地ごとの特徴を覚えたり、フランスを含めた旧世界のワインとそれ以外の新世界ワインの違いであったり、フランスワインの危機であったり、とにかくワインにすごく詳しくなれる。こういう土台があった上で生活していると(パリのワインはいいものでも結構安い。6~8ユーロでそれなりのものが飲める)普段も色々なワインと食べ物の組み合わせを試してみようという心掛けが生まれ、フランスを満喫しているような気になれる。外交官も視野に入れているのだが、外交官は気候とワインの話をよくすると聞いたことがあるのでいまのうちにワインに詳しくなっておこうと思う。成績評価はプレゼンが一回あるのと、あとはしっかりと課外学習に参加する(≒あちこちに出向いてちゃんとワインを楽しむ)こと。心のオアシス的授業。履修登録戦争の中この授業を勝ち取ったことを告げるとほかの学生には羨ましがられる。20人くらいの少人数クラス。教授はワイン協会かなんかの関係者でもちろんワインのエキスパート。たしかアイルランド?イギリス?出身だけどフランス暮らしが長く、フランス社会の理解も深い。その点でも大変勉強になる。ただ、やはりアジアの学生よりも欧米の学生の方がはるかにワインに慣れ親しんでいて知識があり、また英語も速く、なかなか学生がしゃべりだすとついていくのが大変。
・ヨーロッパ統合の歴史と政治
これが個人的に一番やりたかった授業。
戦後のシューマンプランから、冷戦期にどのように欧州統合が進み、どのような要因がそこに絡んでいたかを探る。国際関係史専門のイタリア美女の教授が教える。教科書を毎回何章か読むことが義務付けられており、秋休み前に中間試験、そして期末試験と期末レポートもある。ただ入手が滞って最近やっと教科書が届いたのでここまで予習ができておらず、中間試験までのキャッチアップが大変な模様。優秀な学生が多くてけっこう議論が過熱している。冷戦の知識や独仏関係史の背景知識などがあると大いに役立つ。進めるのがやや早くてちょっと困る。この授業はフランス人が割と多めにいる気がする。EUの制度を静的に分析するのと違ってダイナミックで面白い。
・フランス語の語学の授業
二コマ一セット。エッセイ二回、エクスポゼ一回で成績評価。
なんというか、難しいことをあまり考えず語学をやっていればいいだけなので一番ほっとする授業w
議論も雑だし言いたいこと言い合ってるだけみたいな感じなので。
フランス語は基本的にlevel0~4まであって、自分はlevel2にいます。まあ、まだ一年半しかフランス語やってないので。Level0はほんとに「あー、べー、せー、でー…あん、どぅー、とろわ」みたいな感じだそうです。シアンスポパリは英語の授業が充実しているのでフランス語のできない留学生もいっぱいいます。
Level2はたぶん文法的にはけっこう初歩的なことをやってて(複合過去・半過去の区別とかenとかyとか)、文法的にはぶっちゃけこんなところにいなくてもいいなという感じだが、語彙やオーラルコミュニケーションスキル的には丁度よい。先生によってやってることは違うだろうけど、自分のクラスでは映画のワンシーンをみんなで聞いて真似してナチュラルスピードのフランス語に慣れましょうというアクティビティをやっていてすごくためになる。Je sais pas.はもう「ジュセパ」じゃなくて「シェパ」なんですね。これを一学期やったら相当リスニング力伸びそう。先生も結構なスピードで(たぶん留学生向けにはきはきやってるとは思うけど)喋るので、鍛えられる。
自分は来学期こそフランス語でふつうの授業をとることを目指しているので、この授業を一番まじめにやっている気がするw
・応用マクロ経済
Emerging marketについてマクロ経済的に分析する少人数講義。
教授の話自体は結構わかりやすい。あの専門知の結集する欧州委員会に「この授業をそっくり私たちにもしてほしい」と依頼されたと言っていたし、留学生たちも「これは面白い」と絶賛していたし、尊敬する東大の先輩でLSEに留学する先輩が「数学の話になりがちな経済を感覚的にわからせてくれるのですごくいい授業」と言っていたので、(マクロ)経済の知識があり英語にも自信があるなら、良い授業なんだと思う。
なのだが、自分的には地雷。シラバスには「がんばればマクロ経済の初学者でもなんとかなる」と書いてあったのでマクロ経済ビギナーの自分も履修してみたわけだが、授業はともかくどう考えてもcompulsory readingは初学者ががんばって理解できるレベルではない。というか基礎が固まってないのにこんな行間を飛ばしまくった文献を読んでいたら学習効率が悪い。その上毎回ランダムにcompulsory readingの要約の発表者が当てられ、その発表に対するコメント発表者もその場でランダムに当てられるので、実質英語のできないマクロ経済初心者の日本人は毎回簡単なレジュメ切るくらいの用意をしていかないと当てられて爆死すると思われる(理解して読んでいれば簡単なメモ程度でなんとかなるのだろうが)。また、自己紹介を聞いた限り履修者の中で経済がほぼビギナーなのはどうやら自分ともう一人中国人の女子だけのようである。
自分の場合ほかの留学生よりやや多めに授業を履修しているらしくややキャパ超え気味で、かつ留学生との交流やフランス語の上達にも高い優先順位を置いているので、マクロ経済初心者であることをカバーするほど勉強時間が取れていない現状がある。今のところ一度も発表者に当てられていないがそろそろ当てられそう。一番取って後悔している授業。無謀でした。その上さらにレポートが三回ある。毎回詳細な授業ノートがシアンスポのmoodleにアップされ、
6.生徒について。生徒の国籍の割合は大まかなにどのようなものでしたか?
アメリカやカナダがかなり多い印象。自分は今学期英語の授業しか取れていないので、フランス人は少なめ。あとはもちろんヨーロッパから万遍なく来ており、アフリカ・中東・南米の人もちらほら。アジアもわりと万遍なく来ている印象だが、やはり中国人(香港・台湾含め)は多い。
学校生活について
1. サークル等所属していましたか?
今のところ何も…
週末に旅行に行こう!遊ぼう!って感じの留学生の(すごく小さい)コミュニティには入ってますw
2. 現地学生との交流はどのようにしていましたか?
今のところほぼできてない・・・つらい
シアンスポパリは留学生がとにかく多い
普段喋ってるのは英語ばっかり
3.平日、休日の生徒のルーティンはどのようなものでしたか?
生徒による。日本人は結構まじめだから平日も休日も勉強しているが、結構楽しみに来てる留学生もいて、バーに繰り出したり旅行行ったりしている。そういう人たちもいちおう平日はがんばっていると思われる。
自分は平日は勉強、週末一日二日は交流に充てるという切り替えをしています。
Y.Sさん(東京大学から2014年に留学)(日本では学部3年生です)
上記のものは2014年9月に書かれたものです
Y.Mさんに、上記以外の質問を聞きたい場合は、
reseaufj@gmail.com にお問い合わせください
(氏名、ご身分、ご所属をかならず明記して下さい)
寮について
1.学校の寮はありましたか?(以下は「はい」の人のみ答え下さい)
いいえ
2.寮費は月いくらでしたか?
3.キッチン、トイレは共有でしたか?
4.個室ですか?ルームメイトがいましたか?
5.寮の他の人との交流はありましたか?
6.寮の全体的な感想を教えて下さい
授業について
1.どんな授業がありましたか?
社会科学系の科目は一通り揃っていますが、政治系の科目が一番充実しています。所謂、「真面目な」授業の他にも語学、フランス文化(ワイン、歴史、絵など)、スポーツなどの授業があります。英語の授業が充実しているので留学生も選択肢が多くて楽しいですね。
2.授業のタイプを教えて下さい(大講堂、ゼミetc…)
大きく分けて、レクチャー形式の授業と、少人数でプレゼンなどを求められる授業の二種類があります。
3.どのように授業を登録しましたか?
インターネット上で行います。秋学期の履修登録は7月にありました。すぐに埋まってしますので、開始時間前にはパソコン前でスタンバイすることになります(笑)。(履修登録に失敗してもメールすれば履修できる場合もあるらしい……)
4.テスト対策はどのように行いましたか?
5.履修した授業について感想を教えて下さい。
・International Economic Negotiation
貿易協定の交渉のシュミレーションを通して、交渉の仕組みや貿易のルールを学ぶ授業。授業はほぼすべて模擬交渉なので眠くなることはないし、プレゼンほど準備もいらないし、なにより楽しい。評価は模擬交渉への貢献度、中間テスト、期末テスト。
・European Economic Law
EU法の経済関連部分について学びます。レクチャー形式。10月中旬からはチュートリアルも始まります。興味があればふつうに楽しいです。EUの勉強はEU圏でした方が、理解が捗りますね(笑)。評価はペーパーと期末テスト。
・Twelve Major Events in French History An attempt at Chronology
フランスの歴史の授業。12回でさくっとフランスの歴史に触れるので楽しい。事実を教えるのではなく、知識を前提に(ということは予習必須なのだが(笑))、議論していくので大変興味深い。先生もいい人なのでフランス史とか好きな人はいいかも。単位認定は中間レポートと期末。
・FRANCAIS
フランス語の授業。レベル0なので「じゅまぺる」から始めます。会話ベースなので文法は自分で補う必要があります。日本で文法を一通りやっただけの僕には丁度いい感じです。評価は中間テストと期末テスト。
・Echecs
チェスの授業。遊びと思いきや、割とガチで先生の講義がある。フランス語わからなくても良いと言った割にがんがんフランス語で話しかけられる。ノートも取らされる(棋譜的なやつ)。謎。
6.生徒について。生徒の国籍の割合は大まかなにどのようなものでしたか?
アメリカ、カナダが多いらしいがよくわからない。多様です。
学校生活について
1.サークル等所属していましたか?
いいえ
2.現地学生との交流はどのようにしていましたか?
英語で授業をとっていることもあって現地学生と交流することはあまりしていないです。ただ、ケータイの契約などフランス語が必要な時は、適宜フランス人の友達に助けてもらっています。
3.平日、休日の生徒のルーティンはどのようなものでしたか?
僕は、平日は勉強して、休日は遊んでいることが多いです。人によっては平日の夜も飲みに出かけたり、パーティーに行ったりしているようです。サークル的なものに入ればまた変わるでしょう。日本と変わらないふつうの大学生活ですねー。
R.Kさん(一橋大学から2014年に留学)
準備中です。